夫婦ってどんなもの？

上司の席の周りに同僚が何人か集まり、その後上司が険しい表情で電話の受話器を取る。どうやらクレームの電話が入り、上司に対応を代わってもらったようだ。
クレームの内容は詳しく書けないけれど、こちらの対応に不手際があり、そのせいで最近結婚した配偶者に内緒にしていた病気がバレてしまったとのこと。クレームの理由を聞いた時に私は違和感を感じた。
結婚する相手に持病を隠しておく(しかもその病気は悪化すれば日常生活に支障が出るし、治療のためには配偶者の協力も必要だと思われる病気)ということに私は納得がいかない。決して夫婦がお互いのすべてをさらけ出して秘密を持たずに生活すべき、ということではない。お互いの弱みも見せて受け入れ合い、協力して生活を営んでいくのが夫婦ではないだろうかと最近よく考える。
先週彼とたまたまこんな話をした。『挙式の時に牧師さんから「健やかなるときも病めるときも愛することを誓いますか」と言われるだろうけど「健やかなるときはOKだけど、病める時は…ちょっと…」なんていうのはダメだよね。人間だから良い日も悪い日もあるけどお互い手を取り合って生きていこう』と。
彼が辛いときに少しでも支えることができるなら、それだけで私は生まれてきてよかった、生きてきてよかったと思えるだろう。
そんなことを考えたので数年後に見返せるようにここに書いておくことにした。ちょっと恥ずかしいけど。