医者の態度にイラッときて
「医者ってなんなの?」
「医療に携わるってどういうことなの?」
病院での実習ラスト2日間はそればっかり考えてました。当然ながら、答えが出ない。当たり前。だって医者じゃないんだもん、私。そして医療に関わり始めたばっかりだもの。
というわけで、買ってきましたよ。
新ブラックジャックによろしく 1(移植編) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 佐藤秀峰
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/02/28
- メディア: コミック
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研修医がもがきながら現代の医療に立ち向かっていくお話です。
まだ8巻までしか読めてないんですが(13巻まである)随所に名言が隠されていて唸ってしまいます。私の心の中でモヤモヤっとして漠然とした考えが、この漫画によって「もしかしてこういうことだったのかな」とまとまったり。
この漫画を読んで最も考えたことは「医療の責任」ですよ。患者様(病院で働いてから自然と「患者様」って言えるようになった)に関わることになったら、そこに自然と「責任」がついてくる。その責任は、研修医だって、私みたいな実習生だって、ベテランの医者だって変わらないもの。私も2週間の間に、患者様と接して様々な説明をしてきたけど、その時に「本当にあの対応でよかったのか?」とやっぱり今でも悩んでいるものもあるわけで。「もしあの時、違う言葉をかけていたら、何かが変わっていたかもしれない」そう思うこともあります。自分が発した一字一句に責任を持って、その責任を一生背負っていかなくてはいけない職業。それが「医療に携わる職業」なんだと思います。
それだけの覚悟が実習前にあったかと言われれば「NO」です。だから、実習中に接した患者様には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。でも「医療の責任」に気づかせてくれて、本当にありがとうと感謝の気持ちを述べたいです。
その覚悟が私にはあるのか、ということを日々自分に投げかけて、本当に医療に携わる仕事がしたいのかをもう一度考えてみたいと思っています。
あぁ、成長したなぁ。私。