ねぇジョニー聞いてくれ

4歳6歳男子の育児の記録。時短共働きであくせくしている日々の様子、買って良かった物の記録など。

俗に言うピーターパンシンドローム

普段、物語の本を読まないのに、今日は何となく読みたい気分だったから本を読んでしまった。

つきのふね (角川文庫)

つきのふね (角川文庫)

もう児童文学を読んで感動する人間ではなくなってしまっていてショックを受けた。(この作品は児童文学)
主人公の純粋さ、一途さ、フレッシュさが私には辛い。それらは全て私が失ってしまったものなんだろう。高校生の頃は森絵都さんの児童文学を読んで、心を突き動かされていたものだったけれど、もうそれが出来なくなってしまったんだと思うとちょっぴり淋しい。
子供の頃は「大人になりたい」ってずっと思ってたけど、今は大人になりたくなんかない。
そう考えていたら、久しぶりに私が好きなあの本を読んでみたくなった。

ちいさなちいさな王様

ちいさなちいさな王様

どうやら王様の世界では子ども時代が人生の終わりにあるらしい。僕らのところとは違って……。

おまえたちは、はじめにすべての可能性を与えられているのに、毎日、それが少しずつ奪われて縮んでいくのだ。それに、幼いうちは、おまえたちは、知っていることが少ないかわりに、想像の世界がやたら大きいだろう。どうしてランプに明かりがつくのか、テレビの画面に映像がうつるのか、理屈がわからないから、想像しなくてはならなかった。