青春宣誓
「そんなに頑張らなくていいんだよ」って言われた瞬間、涙が溢れた。あぁ、確かに頑張りすぎてたかもしれない。
頑張りすぎて息つぎができなくなって苦しくなってる自分に自分が一番気づいてあげられてなかった。
苦しくなりかけてることはわかってたけど、非常用の酸素ボンベでも吸ってその場をしのいでいたみたい。でももう無理だった。リアルに喉のあたりが息苦しいし、ご飯はいつもの8割くらいしか食べられないし、吐き気もする。それなのにまだ頑張ろうとしてた。
そんな私に「頑張るな」って言ってくれてありがとう。「人間やめたい」って言ってた私に優しい言葉をかけてくれてありがとう。
なんでそんなに優しいんだよ?なんでこんな弱い私を見放したりしないんだよ?私には理解できない。
ちょっと前まで「本気で心配してないんじゃないか」って思ってたけど、違うみたいで驚いた。他人への心配って、心がこもってない言葉だと思ってた私には衝撃的だった。
本心かつ全力で人を心配してくれてありがとう。本心で心配してくれたのが伝わって、普段泣かないと決めている私の心を突き動かした。弱い自分は嫌いだから他人には見せたくないけど、今日泣かないのは無理だった。
明日は腫れぼったい一重まぶたで登校したくないから早く寝よう。よし、明日から頑張りすぎない。そう宣言する。